2014/07/28

MM9 -invasion-


MM9―invasion― (創元SF文庫)MM9―invasion― (創元SF文庫)
(2014/05/30)
山本 弘

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 台風8号接近で思い出した「MM9」… 続編が読みたくなり、近所の書店を覗いたら(本屋に立ち寄るなんて、何か月振りだろう…)文庫版があったので、購入しました。
 前作から6年後の2012年が舞台ですが、2011年3月11日の大災害については触れられていません。東京創元社のウェブマガジンで2010年2月号から2011年2月号まで連載された作品だそうですから、仕方ありません。あれの後に書かれていたら、展開は随分と違ったものになっていたでしょう。
 あの大災害はなかったものの、2012年の首都東京はとんでもない怪獣災害に見舞われることになります。その被害の大きさは、是非本作を読んで確認していただきたいですね。「彼女」がいなかったら、日本は間違いなく滅んだことでしょう。身長40m、3分間しかその姿を維持できないヒロイン… 作者山本弘氏が子供のころ、夢中になって観賞したであろう、あの「特撮ヒーロー」に対するオマージュに共感しました、おじさんとしては。
 そういや、前作「MM9」では「ガメラ」や「ウルトラQ」の世界観を強く感じたのですが、今回の印象はずばり「ウルトラマン」です。となると、続編「MM9―destruction―」は「ウルトラセブン」の世界が感じられるのだろうか… こちらの文庫版は7月30日発売! もちろん、私はアマゾンで予約しましたよ! 
 さて、本作前半では高校生案野一騎とそのガールフレンド酒井田亜紀子、そしてヒメによるドタバタ・ラブコメのエピソードが語られています。それもかなり悪乗りのアニメ的発想のものが… その辺りで好き嫌いが出そうな感じではありますが、「嫌い」でも我慢して読んでいくと、中盤から一気にジェットコースター級のスピード感やら絶叫感やらを味わえます。「俺は硬派だ!」という自衛隊愛の方も諦めないで読み進めてほしいですな。
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